シルクスクリーンプリント

シルクスクリーンプリント


最も一般的なプリント方法で、色数が少なく大ロットのご注文の場合に最適なプリント方法です。

単色デザインで30枚以上なら絶対オススメ!特色指定も思いのまま!
最大3色として、1色ごとに版を作成してインクで刷るプリント方法で、プリント代の他に、版代が別途かかりますが堅牢度が高く洗濯にも強いのも特徴で、また同じ大きさ・デザインであれば、一度作成した版は何度でもご利用いただけます。

基本指定色(30枚以上のご注文なら特色含む色指定可)


※ 30枚以上での特色指定の場合、プリント代とは別に料金がかかります。

入稿データ作成上のご注意


◆ 1mm以下のデザインや複雑な模様はご注意
1mm以下の幅のオブジェクト(線や文字含む)は、つぶれや擦れが生じる可能性があります。 またオブジェクトとオブジェクトの間の隙間も1mm以上あける事を推奨します。
例えばスクリーントーンのような細かいドット柄は特につぶれや擦れが起こりやすいです。
複雑なデザインや細かいデザインの場合、ご希望通りの仕上がりにならないことがありますのでご注意ください。

◆ ぼかし効果やグラデーションは不可
少しでもデータ部分のある部分は不透明度100%で印刷されるためぼかしやグラデーションを疑似的に表現されたい場合は網点でのデザイン作成を推奨します。

◆ プリントしたくない背景画像は丁寧に除去を
画像編集ソフトで自動選択ツールで背景画像を選択して除去する場合、背景の選択が充分ではなく背景画像データが残ってしまうことがあります。 また綺麗に除去したつもりでもアンチエイリアスがかかっていて半透明部分が残ることがあります。
僅かでも濃度が0%ではないデータ(ほぼ透明だったとしても)があると、製版機が反応して版が作成され、仕上がりがご希望通りではない結果になる可能性がありますので、背景は丁寧に細かく除去してください。

◆ 不要なデータは必ず削除を
ご入稿データに(本当はプリントしたくない)データが残っていた場合でも、当該データの要不要を判断できないため、ご入稿データのままプリントしてしまいますので、不要なデータは必ず削除してください。

◆ 完全データ入稿はAIファイルで
加工特性上、写真やイラストなどフルカラーのデータは加工へ進行できないため、完全データで入稿する場合はAIファイルに限定させていただきます。

◆ パスを含むデータ・効果を使用したデータは必ずラスタライズを
Adobe Illustratorなどを含むグラフィックソフトを使用し、パスを含むデータや、スウォッチ登録したパターン柄などの効果を使用したデータでラスタライズ(=1枚の画像データにすること)をしていないと、ご希望の仕上がりにならない可能性があります。

◆ 完全データのレイヤーは慎重に
完全データで入稿される場合、Adobe Illustrator等で色ごとにレイヤーを分けていただきますが、そのレイヤーの順番にご注意ください。
下層レイヤーから上層レイヤーまでその順番で色を塗り重ねていきます。
なお、レイヤー同士でデザインが重なっていると、仕上がりに凹凸やお互いのインク色の影響が生じることがあります。

◆ 30点以上のご注文で色指定可
1色につき30点以上でご注文いただいた場合、基本色に加えてDICやPANTONEによる色指定をしていただけます。
1色につき30点以下の場合に色指定されたい場合は、調色(色作り)のためプリント代に追加で別途料金がかかります。ご希望の場合はその旨を「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。(DICの伝統色は日本のみの対応となります。DICグレイトーン等廃版カラーの色指定はできません。)


  •  上記掲載の色見本と実物では色合いが若干異なります。
  •  乾いたインクには伸縮性がありません。生地を引っ張ったり、きつく折り曲げたりすると印刷のヒビ割れ、ハガレの原因となります。
  •  ポリエステル系の生地では、日が経過するとプリント面に生地の色が出てしまう逆昇華現象が発生する場合があります。
  •  ドライクリーニングはできません。ドライクリーニングが必要な場合は他のプリント方法をご選択ください。
  •  中綿の入ったジャンパーや、裏生地の厚いジャンパー等へのプリントはできない場合があります。
  •  加工特性上、同じデザインで入稿いただいた場合でも、温度や湿度、加工機の個体差により仕上がり色に違いが出る場合があります。

版の再利用について


■ 版の保存期間は1年間
ご注文で作成された版は出荷日から1年間保存しており、次に同一版を使ってプリントされるとさらに1年間延長します。
ただし同一デザインだった場合でも、アイテムが異なりインクや版の仕様(メッシュ等)を変えなければならないときは新版の作成費用を頂くことがあります。

■ 再注文による版再利用
お手数ですがご注文後に版再利用の旨を「お問い合わせフォーム」より改めてご連絡ください。
版の保存期間、内容等を確認の上、ご請求金額の調整をいたします。

 【1】今回のご注文番号 【2】前回の版番号かご注文番号 【3】今回の使用インクカラー名

■ 別アイテムへの版再利用
ご希望のアイテムでまずは新規にご注文頂くことになります。お手数ですが、ご注文後に版再利用の旨を「お問い合わせフォーム」より改めてご連絡ください。
アイテムにより対応できないものもございますので、こちらで確認の上ご連絡させていただきます。
別カテゴリへの版再利用はインクや版仕様が異なるためできません。新規で版を作成することになります。
同カテゴリでもデザインのサイズやプリント位置、インクや版の仕様(メッシュ等)が異なる場合は再利用ができないことがあります。

■ ご請求金額の調整
一度のご注文内において、同一版を使いながら異なるアイテムやボディカラーで異なるインク色でプリントしたい場合、以下の内容を「お問い合わせフォーム」より改めてご連絡ください。

 【1】ご注文番号 【2】色を替えたいアイテム名やサイズ 【3】変更後のインクカラー名

 なお、その際インクの色替え手数料が別途かかります。
また以前のご注文と同一の版を利用される際、その版での初回のご注文時と異なるカラーでご注文いただく場合も、ご注文の都度色替え手数料を頂戴しますので予めご容赦ください。

上記について加工前・出荷前にお問い合わせがない場合は、諸所対応できかねますので、十分ご注意・ご容赦ください。

 

色の表現について


デザインデータの色について、PCやスマホのモニターでは色域の広いRGBで表現しますが、実際のプリントは色域の狭いCMYKで表現します。そのため、RGB色域の鮮やかな色はCMYKでの近似色に置換されることになります。またRGBで作る色は光の掛け合わせですがCMYKで作る色は実際のインクの掛け合わせになりますので、ご希望の色よりも発色度合や色彩度・明暗度等が異なってプリントされることがあります。また生地の種類によっても仕上がりカラーに差異が生じます。

色の表現精度向上のため様々な取り組みを進めておりますが、色の忠実な表現について、ご希望にお応えできない場合があることを予めご容赦ください。