昇華転写
[マグカップ用]

昇華転写(マグカップ用)


熱プレスでインクを気化させ、定着させる昇華転写印刷。
マグカップで最大級のプリント可能範囲を実現。

最大級のプリント範囲を実現!電子レンジもOKのマグカッププリント!
転写紙にインクをプリントし高温の熱をかけることで、インクを気化させマグカップに浸透させる独特な加工方法です。
マグカップに直接浸透させることで、表面には印刷した違和感(凸凹)が全く残らず、また気化したインク粒子が細かく定着するので、風合いがやわらかいのが特徴です。

入稿データ作成上のご注意


◆ データのカラーにご注意
ご入稿データ内に含まれる全てのオブジェクトやテキスト、画像等はCMYKカラーにて作成いただいた上で、ファイル自体のカラーモードを最後にRGBにて保存してください。オブジェクト等をRGBカラーにて作成されると、CMYKとRGBの色域の違いにより色味が異なったり全体的に暗く仕上がることがあります。
また、より詳細な色表現を求められ、かつスケジュールに余裕がある場合はまずは数点の色校正サンプルを作成されることをおすすめいたします。

◆ 1mm以下のデザインや複雑な模様はご注意
1mm以下の幅のオブジェクト(線や文字含む)や1mm以下の隙間は、つぶれや擦れが生じる可能性があります。

◆ 白色指定したデザイン箇所は無色の仕上がりに
昇華転写は白インクがありません。そのためデザインデータで白にした箇所はプリントされずに生地そのままになります。

◆ プリントしたくない背景画像は丁寧に除去を
画像編集ソフトで自動選択ツールで背景画像を選択して除去する場合、背景の選択が充分ではなく背景画像データが残ってしまうことがあります。 また綺麗に除去したつもりでもアンチエイリアスがかかっていて半透明部分が残ることがあります。
僅かでも濃度が0%ではないデータ(ほぼ透明だったとしても)があると、加工機が反応してプリントしてしまい、仕上がりがご希望通りではない結果になる可能性がありますので、背景は丁寧に細かく除去してください。

◆ 不要なデータは必ず削除を
ご入稿データに(本当はプリントしたくない)データが残っていた場合でも、当該データの要不要を判断できないため、ご入稿データのままプリントしてしまいますので、不要なデータは必ず削除してください。

◆ パスを含むデータ・効果を使用したデータは必ずラスタライズを
Adobe Illustratorなどを含むグラフィックソフトを使用し、パスを含むデータや、スウォッチ登録したパターン柄などの効果を使用したデータでラスタライズ(=1枚の画像データにすること)をしていないと、ご希望の仕上がりにならない可能性があります。

◆ 画像は解像度400dpi
写真データやイラスト画像データ等を実寸以上に引き伸ばして使用すると、仕上がりが粗く仕上がってしまいます。
マグカップで使用する画像は実寸で400dpiでご準備ください。


  •  CMYK+白で表現可能なフルカラープリントのため、金色・銀色・蛍光色・特色はプリントできません。
  •  平面の転写シートをマグカップやボトルに巻き付けて転写させるため、本体個体差により滲みやぼやけが生じることがあります。
    また最大3~5㎜程度のズレが生じる場合があります。
  •  紫外線の影響で色褪せすることがあります。なるべく直射日光を避けてご使用ください。
  •  加工特性上、同じデザインでご入稿いただいた場合でも、温度や湿度、加工機の個体差により仕上がり色に違いが出る場合があります。

仕上がり・商品のケアについて


プリント用に開発されたマグカップの中でも扱っているマグカップは最高ランクのもので、品質の個体差が比較的少ないのが特徴ですが、mmレベルで個体差が僅かにありますので予めご了承ください。またマグカップ自体の成型時に気泡や凹み等が生じている場合があります。飲み口部分にあるものはNG品としておりますが、取っ手や側面、底面等にある場合は個体仕様としてご容赦頂いております。
電子レンジでの使用は問題ありませんが、高温になると印刷面に影響が生じる場合もあるため、連続加熱はお控えください。オーブンや直火でのご使用はお避けください。また、食洗機や金属タワシ、研磨剤、揮発性のベンジンやシンナーなどの使用はお控えください。

色の表現について


デザインデータの色について、PCやスマホのモニターでは色域の広いRGBで表現しますが、実際のプリントは色域の狭いCMYKで表現します。そのため、RGB色域の鮮やかな色はCMYKでの近似色に置換されることになります。またRGBで作る色は光の掛け合わせですがCMYKで作る色は実際のインクの掛け合わせになりますので、ご希望の色よりも発色度合や色彩度・明暗度等が異なってプリントされることがあります。また生地の種類によっても仕上がりカラーに差異が生じます。

色の表現精度向上のため様々な取り組みを進めておりますが、色の忠実な表現について、ご希望にお応えできない場合があることを予めご容赦ください。