エシカル・サステナブル・エコ、そしてSDGs。いまさら聞けない違いとは？

昨今、「サステナブル」「エコ」「エシカル」といった言葉を、いろいろな場所やメディアで聞いたり、目にすることが多くなっていると思います。
そんな中で、こんなことをちょっと思ったことありませんか？ 

・サステナブルってどういう意味？
・エシカルって何？
・SDGsとどう関連してるの？ 

ここでは、サステナブル・エコ・エシカル、それぞれの言葉の区別や意味など、特徴についてご説明します。

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「エシカル」ってなんだろう？ 

エシカル（ethical）とは「倫理的」「道徳上」という意味の形容詞です。

法律などのルールとして決められたことでなくとも、良心に従って環境や人、社会などに配慮することを指します。「環境や誰かのためになる思いやりの心」が「エシカル」となります。

その中で、よく耳にするのが「エシカル消費」です。
環境に優しいものは何だろうと考えたり、社会問題に貢献できる商品を買ったりすることです。
2018年消費者庁が発表した「エシカル消費普及・啓発活動」に次のような行動が「エシカル消費」の内容としてあげられています。

■環境への配慮

・エコやリサイクル商品を選ぶ
    リサイクル素材を使ったものや、資源保護等に関する認証がある商品を購入する。
・ごみを減らす
    マイバックやマイボトルを持ち歩く。

■社会への配慮

・フェアトレード商品を選ぶ
    発展途上国の原料や製品を、適正な価格で継続的に取引された商品を選ぶ。
・寄付付き商品を選ぶ
    売上金の一部が寄付につながる商品を選ぶ。

■人への配慮

・福祉作業所で作られた商品を選ぶ
    障害がある人を支援している事業者の商品を選ぶ。

■地域への配慮

・地元の産品を買う
    地産地消によって地域活性化や輸送エネルギーを削減できる。
・被災地の産品を買う
    被災地の特産品を消費するコトで、経済復興を応援する。

■生物多様性への配慮

・認証ラベルのある商品を選ぶ
    MSC認証、FSC認証、RSPO認証、JASマーク、GOTS認証、エコマークなど。

「サステナブル」とは？ 

サステナブル（Sustainable）とは、英語の形容詞で「維持できる」「耐えうる」という意味をもちます。また、サステナビリティ（sustainability）とは、「持続可能性」という意味の名詞です。
近年は、地球環境の持続可能性、人間社会の文明・経済システムの持続可能性の意味や概念として一般的に用いられるようになりました。

太陽光や風力、水力など自然の力を利用した再生可能エネルギーを使って、二酸化炭素の排出を抑え温暖化を防ぐことや、農薬や化学添加物を使わないオーガニック食品をつくることで、土壌や水質の汚染を防ぐ取組みなどは、環境のみならず人々の健康にも良い影響を与えてくれます。

また、世界中の人々が共に人間らしく生きていくことができる仕組み作りのことも含まれます。生産者の健康や正当な賃金を補償したりと、人や社会、地球環境にやさしいシステムを取り入れ、現代のニーズを両立させていくことが、昨今、耳にするサステナブルな社会づくりといえるでしょう。

「サステナブル」という言葉には、自然環境の保護だけを意味しているわけなく、貧富の差や、ジェンダー問題などの解決なども含まれています。
こういったサステナブルな社会を達成するために、2015年に国連で採択されたのが「SDGs（Sustainable Development Goals｜持続可能な開発目標）」となります。

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「エコ」ってどういうこと？

エコとは、英語で「生態学」という意味をもつエコロジー（ecology）から発生した言葉。
それが「地球環境にやさしい」という意味で使われるようになりました。
また、経済と環境とは密接につながっているという観点から「節約」「経済」を意味するエコノミー（economy）のエコとも言われています。

「エコ」はエシカルやサステナブルよりも「環境問題」に重点を置いた行動のことが言われています。人の権利や生活の質向上などは含まれておりません。
しかし、他の言葉と比べ圧倒的によく使われており、認知度が高い言葉といえます。

一人一人の活動が社会全体の活動へ、そしてSDGs達成へ

2030年年までに持続可能な世界を目指す国際的な目標として、SDGs（持続可能な開発目標）が2015年に国連で採択されました。

エシカル、サステナブル、エコと「環境を大切にしよう」という意味合いを含んでいますが、目的や視点が異なるため、全く同じではありません。
ただ、少しでも言葉の内容や意味合いを知り、SDGsを達成するために、一人一人がまずはこの3つの行動をしてみませんか。

一時の行動だけではなく、まさに持続的な行動が必要となっております。
SDGsが達成され、サステナブルな社会が訪れるよう、私たちができることから始めてみましょう。

MBEが提案するアクション

MBEでは、「みんなで作るサステナブルな社会へ」として、名刺用紙に様々なエシカル対応用紙をご用意いたしました。

名刺をきっかけに、環境や人、社会などに配慮した消費行動、「エシカル消費」を行うことで、一緒にサステナブルな社会の実現へ取り組んでみませんか。

SDGs達成への取り組みが盛んな今、少しでも活動の支援ができればと考えています。
是非下記リンクより、用紙の詳細や、ご相談などお気軽にお問い合わせください。

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